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ファクタリング契約の種類とは?2社間・3社間ファクタリングの違いを解説!

ファクタリング契約の種類とは?2社間・3社間ファクタリングの違いを解説! – ロコプラス・アソシエイツ
ファクタリングは、売掛債権を早期に現金化できるため、多くの企業が利用を検討している資金調達手段の一つです。資金繰りを安定させ、経営環境を改善する効果が期待できます。本記事では、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの特徴や、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
ファクタリングとは?
ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権(未収入金の請求書)を専門のファクタリング会社に売却することで即座に資金化できるサービスです。企業が資金繰りに困る際、通常の融資よりも迅速に資金を調達する手段として利用されます。
例えば、ある企業が大手の取引先からの支払い待ちの間に、仕入れの資金が必要な場合、ファクタリングを利用することで最短即日に現金を手に入れることができます。このような状況では、通常の銀行融資やビジネスローンでは審査や手続きに時間がかかり、急な資金需要に対応できないことが多いため、ファクタリングのスピードが非常におすすめです。ファクタリングは、スピーディーな資金調達が求められるビジネスシーンで非常に有効です。特に中小企業やスタートアップ企業にとっては、資金繰りの遅延が事業運営に深刻な影響を及ぼすため、すぐに現金を必要とする場合の強力なサポートとなります。このような理由から、ファクタリングは資金調達手段の一つとして広く利用されています。
ファクタリング契約の種類
ファクタリングには主に以下の種類があります。
償還請求あり(リコース)ファクタリング
概要
- 売掛先が倒産や支払い不能になった場合、利用企業が売掛金の支払い義務を負う 契約。
- ファクタリング会社は資金を先払いするが、売掛金が回収できないリスクを利用企業が負担する。
メリット
✅ 手数料が低め(リスクが利用企業にあるため)
✅ 契約が比較的スムーズ
デメリット
⚠ 売掛先が倒産すると、利用企業が負担する必要がある
⚠ 資金繰りのリスクを完全に解消できない
2. 償還請求なし(ノンリコース)ファクタリング
概要
- 売掛先が支払い不能になっても、利用企業に返済義務が発生しない 契約。
- ファクタリング会社が売掛金の回収リスクを負担するため、手数料は高めになる。
メリット
✅ 取引先の倒産リスクを負わなくて済む
✅ リスク管理の負担が軽減される
デメリット
⚠ 手数料が高め(ファクタリング会社がリスクを負うため)
⚠ 売掛先の信用力を厳しく審査される
3. 一括ファクタリング
概要
- 企業が保有する 複数の売掛金をまとめてファクタリングする 契約。
- 1件ごとの取引ではなく、一定期間内の売掛金を一括で売却。
メリット
✅ 一度の契約で複数の売掛金を資金化できる
✅ 手間が減り、効率的に資金調達できる
デメリット
⚠ すべての売掛金を対象とするため、売却したくない売掛金も含まれる可能性
⚠ 取引全体の売掛先の信用力が評価される
4. 個別ファクタリング
概要
- 売掛金ごとに選択してファクタリングを利用する契約。
- 必要な売掛金のみを資金化できる。
メリット
✅ 企業の状況に応じて必要な分だけ資金調達可能
✅ 不要な売掛金の売却を避けられる
デメリット
⚠ 取引ごとに審査が必要となり、手続きが増える
⚠ 取引額が少ないと、手数料が割高になりやすい
5. 国際ファクタリング
概要
- 海外取引の売掛金 に対応したファクタリング。
- 輸出企業と輸入企業の間で発生する売掛金の回収リスクを軽減するために利用される。
メリット
✅ 為替リスクや回収不能リスクを軽減できる
✅ 海外取引の資金繰りを安定化できる
デメリット
⚠ 契約が複雑で手続きに時間がかかる
⚠ 手数料が高め
買取ファクタリング
ファクタリングの中でも主流な買取ファクタリングの契約は、「2社間ファクタリング」 と 「3社間ファクタリング」 の2種類があります。それぞれの特徴を詳しく説明します。
2社間ファクタリングとは?
- 売掛先(取引先)には通知せず、利用企業とファクタリング会社の 2社間 で契約を結ぶファクタリング方式。
- 売掛金の回収は利用企業が通常通り行い、ファクタリング会社へ返済する形。
2社間ファクタリングのメリット
- 売掛先に知られずに資金調達可能:取引先に影響を与えたくない企業に適している。
- スピーディーな資金化が可能:最短即日で現金を手にできる。
- 手続きが比較的簡単:売掛先の承認を得る必要がないため、導入しやすい。
2社間ファクタリングのデメリット
- 手数料が高め:ファクタリング会社にとってリスクが高いため、手数料が3社間よりも高く設定されることが多い(5%~20%程度)。
- 審査が厳しい場合がある:売掛先ではなく利用企業の信用力が重要視されるため、審査が厳しくなることも。
- 売掛金回収のリスクが利用企業に残る:売掛先が倒産した場合、支払い義務が発生する可能性がある。
3社間ファクタリングとは?
売掛先を含めた3社間 で契約を結び、売掛先がファクタリング会社へ直接支払いを行う方式。
3社間ファクタリングのメリット
- 手数料が低い:売掛先が直接支払うため、回収リスクが少なく、手数料も2社間より安くなる(1%~10%程度)。
- 信用力に左右されにくい:売掛先の信用力が評価されるため、利用企業の信用が低くても審査に通る可能性が高い。
- 資金繰りの安定化:売掛金回収の責任がファクタリング会社に移るため、未回収リスクが低くなる。
3社間ファクタリングのデメリット
- 売掛先の承諾が必要:取引先にファクタリングの利用を知られてしまうため、交渉が必要。
- 資金化までの時間がかかる:売掛先との調整が必要なため、即日資金化は難しいことがある。
- 売掛先に信用不安を与える可能性:ファクタリングを利用していることが知られることで、資金繰りが悪化していると誤解されるリスクがある。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いについて
・ 手続きの流れ
・ 売掛先への債権譲渡通知の有無
・ 審査対象
・申込から資金調達完了までの期間
・手数料の相場
・ 売掛金の回収の方法
2社間ファクタリングは、スピーディーな資金調達と秘密保持の面で優れますが、手数料が高い傾向にあるため、調達コストを抑えたい企業にはやや負担が大きい面があります。
3社間ファクタリングはリスクを抑え、手数料も比較的低めに抑えられますが、売掛先の同意取得や手続きに時間を要するのがデメリットです。
・「すぐに資金が必要」「売掛先に知られたくない」 → 2社間ファクタリング
・「手数料を抑えたい」「売掛金回収のリスクを減らしたい」 → 3社間ファクタリング
ファクタリングは借入ではないため、信用情報への影響や返済義務がない点もメリットですが、ファクタリング会社の信頼性や契約内容をしっかり比較検討する必要があります。使用目的や資金繰りの急ぎ具合、取引先との関係性などを踏まえ、それぞれのメリットとデメリットを考慮して最適なファクタリング方式を選択しましょう。
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