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ファクタリングに必要な書類は?準備万端にしてスムーズにファクタリング!

ファクタリングに必要な書類は?準備万端にしてスムーズにファクタリング! – ロコプラス・アソシエイツ
ファクタリングをスムーズに進めるためには、必要書類をしっかりと理解し、あらかじめ準備しておくことが大切です。何を揃えればよいのかが曖昧だと、手続きの途中で書類が足りずに時間を浪費してしまう場合があります。余裕をもって書類のチェックをしておくことで、資金繰りを急ぐ状況でも慌てずに対応できるでしょう。
本記事では、ファクタリングにおける基本的な書類から追加で求められる可能性のある書類、個人と法人の違いなどを詳しく解説します。必要書類の概要だけでなく、実際にどんな情報が求められるのかを具体的に知ることで、手続きにおける不安を減らすことができます。売掛金などの債権を早期現金化したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
しっかりと把握しておくことで、ファクタリングに要する時間のロスを防ぎ、手続きを円滑に進められます。特に、法人登記簿謄本や印鑑証明書などは取得に日数がかかることもあるため、早めに準備を始めることが必要です。ファクタリングを検討している方は、以下の内容をチェックしながら、不備のない状態を目指しましょう。
基本的な必要書類
まずはファクタリングを利用する際に、必ず求められる代表的な書類について確認しておきましょう。
ファクタリングでは、売掛金を早期に現金化することが目的となるため、売掛金の存在や取引実態を示す書類が重要になります。特に請求書や法人登記簿謄本、決算書といった企業の信用力を示す書類は審査において大きなウエイトを占めます。こうした基本的な書類が揃っていないと、ファクタリング会社との契約までに時間を要したり、そもそも審査に通りづらくなったりする可能性があります。逆にスムーズに提出できれば、資金調達までのスピードを最大限に引き上げることができるでしょう。
請求書(売掛金を証明する最重要書類)
✅ 内容
- 売掛先に対して発行した未回収の請求書
- 発行日、請求金額、支払期日、売掛先名などが記載されたもの
✅ 目的
ファクタリングの対象となる債権(売掛金)が実在し、支払予定であることを示すため
✅ チェックポイント
- 債権の「支払期日」が未来であること
- 売掛先名が正式社名と一致していること
- 金額や明細の誤記がないか
法人の決算書・個人事業主の申告書
法人
- 貸借対照表
- 損益計算書(P/L)
- 販売費及び一般管理費の明細など(できれば直近2期分)
個人事業主
- 確定申告書(青色申告決算書または収支内訳書)
- 課税証明書
目的
事業の収益性や継続性を確認し、ファクタリング後の回収リスクを評価する
✅ チェックポイント
- 申告書が税務署の受付印付きであること
- 赤字でもファクタリング利用は可能(ただし、売掛先の信用がより重要)
身分証明書
- 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの顔写真付き身分証明書
目的
本人確認および反社会的勢力の排除、犯罪収益移転防止法への対応
✅ チェックポイント
- 有効期限内であるか
- 住所・氏名が他書類と一致しているか
通帳のコピー
- 過去3〜6ヶ月分の通帳の入出金明細
- 売掛先からの過去の入金履歴があるページ
目的
債権の支払い実績があり、売掛先が支払能力を持つことを示す
✅ チェックポイント
- 売掛先からの入金実績が確認できるか
- 銀行口座名義が法人・屋号・本人と一致しているか
法人の商業登記簿謄本・個人事業主の開業届
- 法人:履歴事項全部証明書(3ヶ月以内)
- 個人:開業届(税務署に提出した写し)
目的
事業体の存在確認および、代表者の正式な立場の確認
✅ チェックポイント
- 最新の登記内容が記載されているか
- 開業届に屋号が記載されているか
請求にかかる契約書、発注書、注文書、納品書など
- 実際にモノやサービスが提供されたことを示す証拠書類
-
- 発注書:売掛先からの注文内容
- 納品書:納品が完了した証明
- 検収書:売掛先が納品物を受領した証明
- 契約書:売掛契約の条件や範囲を記載したもの
目的
「請求書の内容が実態に即している」ことを確認するための裏付け資料
✅ チェックポイント
- 契約日、発注日、納品日、金額が請求書と一致しているか
- 売掛先の担当者名・押印があるか(検収書や契約書)
追加で求められる可能性のある書類
状況によってはファクタリング会社によってこれらの書類が追加で提出を求められる場合があります。
基本的な書類以外にも、ファクタリング会社によっては事前の取引実績や企業の詳細情報を確認するために、追加書類を要求されることがあります。特に売掛先の情報をより詳しく把握したい場合、売掛金明細表や納税証明書などが求められるケースも少なくありません。どの書類が必要になるかは各社の審査基準によって異なるため、契約を検討している会社の要件を早めに調べておきましょう。
売掛金明細表
売掛先ごとの金額や回収見込みを一覧化した資料です。売掛金全体の分布や入金サイクルを把握できるので、ファクタリング会社としてはリスク管理上、非常に参考になりやすい書類です。複数の取引先がある場合は、明細を整備して提出することで審査がスムーズに進む可能性が高まります。
納税証明書
企業や個人事業主として適切に税金を納めているかを確認するために要求されることがあります。納税証明書が整備されていることで信用力が高いと判断されれば、ファクタリングの審査が円滑に進むことも少なくありません。一方で未納がある場合はリスクとみなされるので、事前に状況を把握しておきましょう。
個人と法人の違い
個人事業主と法人では、提出を求められる書類が若干異なります。その違いと注意点をチェックしましょう。
ファクタリングを利用する主体が個人事業主か法人かによって、必要となる書類に微妙な違いが生じる場合があります。個人事業主の場合は決算書の代わりに確定申告書の提出を求められることが多く、法人の場合は商業登記簿謄本や印鑑証明書が必須となります。こうした違いを理解していないと、提出書類が足りずに審査が滞ってしまいかねません。
個人事業主が必要な書類
個人事業主の場合は、身分証明書や確定申告書類の提出が必要となることが多いです。法人と比べて決算書がないため、売上と利益を証明できる確定申告書を用いて財務状況を示す形が一般的です。実態を示すためには、請求書や取引先との契約書をあわせて提出すると、審査側の安心感が高まります。
法人が必要な書類
法人の場合は、商業登記簿謄本や印鑑証明書が求められます。提出にあたっては法務局での取得が必要になるため、時間と手数料がかかる点に注意しましょう。さらに、法人名義の通帳や決算書の提出も必要になることが多く、基本書類が全て揃っているかあらためてチェックしておくことが大切です。
提出時の注意点
提出書類に不備や不足があると、審査に時間がかかり資金調達が遅れる原因になります。ファクタリング会社によって提出書類のチェックポイントは異なるため、事前に問い合わせて確認するとスムーズです。さらに、各書類の有効期限も確認し、最新のものを提出することが大切です。
書類の不備があった場合
記載内容にミスや漏れがあると、手続きを一からやり直さなければならないケースもあります。特に二重譲渡防止の観点から、書類の内容が売掛先の情報などと整合していないと審査を通過しない可能性があります。万が一指摘を受けた場合は速やかに修正・再提出を行い、ファクタリング会社に相談しながら手順を進めると良いでしょう。
書類提出時によくあるトラブルとその対策
ファクタリングはスピードが命。しかし、書類提出時のミスや不備によって、審査がストップしてしまうケースは少なくありません。ここでは、よくある5つのトラブルを例に、スムーズに審査を進めるための対策を具体的にご紹介します。
❌ トラブル①:提出書類が不足している
- 請求書だけ提出し、通帳や決算書を忘れる
- 個人事業主なのに確定申告書を出していない
- 法人であるにもかかわらず登記簿謄本が未提出
原因
- 書類一覧の確認不足
- 依頼された書類が途中で追加されたことに気づかない
対策
- ファクタリング会社ごとに異なる「必要書類リスト」を初回連絡時に必ず確認
- 自社でチェックリストを作成し、提出漏れを防止
- 「不足がないかご確認いただけますか?」と一言添えて提出するのも好印象
❌ トラブル②:スキャン画像・写真の画質が不鮮明
- スマホで撮影した請求書の文字がぼやけて読めない
- 通帳のスキャン画像が暗く、金額が見えにくい
- データサイズを小さくしすぎて判別できない
原因
- 写真撮影の光加減、ピンぼけ
- 画像圧縮しすぎによる画質劣化
- 手ブレや影で情報が隠れる
対策
- スマホで撮る場合は「スキャンアプリ(CamScannerやAdobe Scan)」を利用
- 明るい場所で、真正面から撮影する
- 可能であればプリンターのスキャナー機能でPDF化
- 提出前に必ず自分で画像を拡大表示して読めるか確認
❌ トラブル③:書類内容に不整合がある(請求書・通帳の情報不一致)
- 請求書の入金予定日と通帳の実入金日が異なる
- 請求先名と通帳の入金名義が一致しない(例:略称やグループ会社名で記載)
- 請求金額と実際の入金金額が異なる
原因
- 顧客側の都合で入金タイミングがズレた
- 請求書が修正されたが、旧バージョンを提出してしまった
- 複数の取引先と一括請求・一括入金している場合
対策
- 請求書と通帳の対応関係を補足説明メモで添付
- 複数社とやり取りしている場合は、対象の債権を明記
- 入金名義が略称やカナの場合は、読み替え可能な一覧を提示
❌ トラブル④:書類が古く、有効期限を過ぎている
- 登記簿謄本が6か月以上前のもの
- 決算書が1期前のもので最新ではない
- 請求書が1年以上前の古いもの
原因
- 過去に使った書類をそのまま流用してしまった
- 更新された書類を取得していない
- 提出時期のルール(3か月以内など)を把握していない
対策
- 書類の「発行日」「記載日」を必ずチェック
- 法務局の登記情報提供サービスなどで最新版を取得
- 不明な場合は「有効期限は何か月以内ですか?」と事前確認する
❌ トラブル⑤:提出方法やデータ形式が不適切
- WordやExcelの形式で提出してしまう
- ZIPファイルがパスワード付きでなく開けない
- メール添付が重すぎて届かない
- スマホから送った画像が縦横逆になっている
原因
- 指定された形式を確認していない
- 提出前にテスト送信をしていない
- データ量や閲覧環境を考慮していない
対策
- 提出は基本「PDFまたはJPEG」で。Word/Excelは避ける
- 圧縮ファイルはパスワード共有を忘れずに
- ファイル名はわかりやすく整理(例:「請求書_ABC商事.pdf」)
- 添付ファイルの合計サイズは10MB以内に収めると無難
ファクタリング会社ごとの違いと準備方法
ファクタリングを取り扱う会社によって必要書類や審査基準が異なる場合があります。スムーズに準備できるよう、事前に確認しておきましょう。
ファクタリング会社は、2社間や3社間のファクタリングに対応するかによっても審査スタンスが変わることがあります。一般的には必要書類が多いほど審査は厳密になりますが、最近ではオンラインサービスを活用して提出書類を簡略化する会社も増えています。少しでも早く資金を得たいのであれば、事前に提供サービスと書類リストを把握した上で、手続きに必要な期間を逆算しながら準備を進めると良いでしょう。
書類の要求基準
各社で求められる書類の基準は異なり、一部の会社では請求書と通帳のコピーのみで契約できることもあります。一方で、信用力を重視する会社では決算書や契約書などの詳細な書類が必須となるケースが多いです。自社の状況や提出できる書類を踏まえて、最適なファクタリング会社を選択することが大切です。
オンライン申請の可否
オンライン対応しているファクタリング会社では、電子データで書類を提出できるため、手続きが格段にスピーディーになる場合があります。郵送や窓口での提出が不要となるケースもあり、地方に拠点を持つ企業や個人事業主にとっては特に利便性が高い方法です。即日資金化を目指す場合は、オンライン申請が可能かどうかを早めに確認すると良いでしょう。
オンラインサービスを活用する
商業登記簿謄本や印鑑証明書などは、オンラインでも取得手続きが行える仕組みが整いつつあります。手間を軽減し、書類の取得期間を短縮することができれば、ファクタリング手続き全体のスピードアップにつながるでしょう。また、最新の電子申請サービスを取り入れているファクタリング会社であれば、審査のプロセスを効率化していることもあるため、複数の選択肢を比較検討するのがおすすめです。
ファクタリングに必要な書類のまとめと要約
最後に、利用する前に知っておくべき書類の要点を整理しましょう。提出に必要な情報を生活や業務予定に合わせて早めに揃えておくことで、ファクタリングの手続きをよりスムーズに進行できます。
ファクタリングに必要な書類は、大きく分けると売掛金の正当性を示す書類と、企業や事業主の信用力を示す書類に二分されます。請求書と通帳のコピーだけで契約可能なケースもあれば、決算書や印鑑証明書など追加の公的書類を求められる場合もあります。個人事業主と法人とで提出する書類が大きく異なる点には留意が必要で、特に法人としてファクタリングを利用する場合は取得に時間のかかる書類が含まれるのが一般的です。
会社ごとに審査基準やオプションが異なるため、どの書類をどれだけ深くチェックされるかは変わってきます。少しでも審査をスムーズに進めたいのであれば、事前にファクタリング会社へ確認しておくのが得策です。万が一書類に不備があった場合は、審査が遅れるだけでなく資金調達が間に合わない可能性もあるため、正確な記載と締め切りを守る意識が大切です。
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